■ ディレクトリ設定 マニュアル ■


1.ディレクトリ設定について

ディレクトリ設定では、外部に公開するパス(URL)と、PCの物理パスの関連付けを行います。
例えば、次のように設定したとします。

ServerPath : /
LocalPath : C:\Homepage\

この設定で、次のようなURLにアクセスしたとします。

http://xxx.xxx.xxx/Test/Test.html

この場合、次のファイルが表示されます。

C:\Homepage\Test\Test.html

また、各パスごとに、ユーザーの設定やセキュリティの設定を行うことが出来ます。
※ディレクトリ表示用アイコン(/icons/)は、サーバがファイルリストのアイコンを表示するために使いますので、削除しないでください。

2.基本設定

説明

そのパスが、どのようなパスであるかの説明を記入します。
この説明は、ブラウザによっては認証時の説明として表示されます。

ServerPath

サーバの仮想パス(URLとして扱うパス)を入力します。
指定できるのはディレクトリパス(フォルダ)のみです。

LocalPath

実際に表示するフォルダのパスを指定します。
指定できるのはディレクトリパス(フォルダ)のみです。

Forward

ここに http:// で始まるURLを入力しておくと、このパスにアクセスしたユーザーは全てそこに転送されます。
※LocalPathより優先されます。

3.詳細設定

インデックスリストの表示を許可

そのパスにおいて、ディレクトリにアクセスしたとき、ファイルリストを表示するかどうかを設定します。
index.html など、インデックスファイルが存在した場合は、そちらが無条件で表示されます。

SSI/CGIを許可

そのパスにおいて、SSIやCGIなどのプログラムの実行を許可するかどうか設定します。
SSIやCGIの設定は、サーバ設定で行います。
※セキュリティ上の問題から、「書き込みを許可」と一緒に許可しないでください。

WebDAVを許可

そのパスにおいて、WebDAVプロトコル(class 1)を、許可するかどうか設定します。
許可すると、Webフォルダによるアクセスが可能になります。

書き込みを許可

そのパスにおいて、ファイルの作成や削除などの、書き込み動作を許可するか設定します。
※セキュリティ上の問題から、「SSI/CGIを許可」と一緒に許可しないでください。

隠しファイルへのアクセスを許可

隠しファイルへのアクセスを許可します。
CGIなどを利用する場合は、無効にしておくと、隠しファイルにすることで、設定ファイルなどへのアクセスを拒否できます。

帯域幅制限を有効にする

そのパスにおいて、通信速度を制限するかどうか設定します。
制限の設定は、サーバ設定で行います。

4.ユーザー認証

ユーザー認証を利用すると、そのパスにアクセスするユーザーを制限できます。
ユーザー認証を利用するためには、初めにサーバ設定にて、サーバを利用するユーザーをサーバに登録します。

ユーザー認証を有効にする

そのパスにおいて、ユーザーによるアクセス制限を行うかどうか設定します。
有効にしない場合は、誰でもそのパスにアクセスできます。

アクセスを許可するユーザー

このリストにあるユーザーのみ、アクセスを許可されます。
ただし、サーバ全体の設定でユーザーが無効になっている場合は、アクセスは拒否されます。

サーバに登録中のユーザー

サーバに登録中の全てのユーザーが表示されます。

5.アクセス制限

IPアドレスによるアクセス制限を行います。
IPアドレスには、「*」や「?」等のワイルドカードが利用可能です。

アクセスを許可するホストにアドレスが一致し、アクセスを拒否するホストにアドレスが一致しない場合にのみ、アクセスが許可されます。

アクセス制限を有効にする

そのパスにおいて、IPアドレスによるアクセス制限を行うかどうか設定します。
有効にしない場合は、誰でもそのパスにアクセスできます。

アクセスを許可するホスト

このリストにあるホストのみ、アクセスを許可されます。

アクセスを拒否するホスト

このリストにアドレスがある場合、アクセスを許可するホストにアドレスがあっても、アクセスが拒否されます。

アドレスのテスト

入力したアドレスがどう扱われるか、テストすることが出来ます。

インポートについて

インポートを使うと、ファイルからリストをインポートできます。
CSV(コンマ区切り)形式および、改行で区切られたテキストファイルをインポート可能です。
エクセルからインポートする場合は、CSV形式で保存してください。