バーチャルホストを利用すると、1台のサーバで、複数のサイトアドレスを運営する事が出来ます。
バーチャルホストには、IPベースとNameベースがありますが、04WebServerではNameベースに対応しています。
バーチャルホストの設定は、「ディレクトリ設定」で行います。
ここでは、例として以下の2つのサイトを導入するとします。
この例では、以下のようなディレクトリ設定となります。
Info | ドキュメントルート [Soft3304.net] |
---|---|
ServerPath | / |
LocalPath | X:\Soft3304\ |
VirtualHost | www.soft3304.net |
説明 | 「サイト1:www.soft3304.net」のドキュメントルートです。 |
Info | ドキュメントルート [04WebServer.net] |
---|---|
ServerPath | / |
LocalPath | X:\04WebServer\ |
VirtualHost | www.04webserver.net |
説明 | 「サイト2:www.04webserver.net」のドキュメントルートです。 |
Info | ディレクトリ表示用アイコン |
---|---|
ServerPath | /icons/ |
LocalPath | X:\icons\ |
VirtualHost | 無効 |
説明 | ディレクトリ表示に利用するアイコン用ディレクトリです。 全てのホストで利用するために、VirtualHostは無効にします。 |
Info | バーチャルホスト非対応ブラウザ向けサイト |
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ServerPath | / |
LocalPath | X:\Error\ |
VirtualHost | 無効 |
説明 | バーチャルホスト非対応ブラウザでアクセスした時に、総合ページや、エラー等を表示するために使います。 |
04WebServerでは、各バーチャルホストについて、エイリアスを利用する事が出来ます。
また、「*.soft3304.*」のような、ワイルドカードによるバーチャルホストの指定も可能です。
バーチャルホストが無効になっているディレクトリは、ホスト名「*」(全てのホスト名に一致)として扱われます。
ホスト名とパスの解決は、以下のような手順で行われます。
そのホストの設定の中で、最も一致する物が利用されます。
以下のような設定でバーチャルホストを運営していたとします。
Info | ディレクトリ1 |
---|---|
ServerPath | / |
VirtualHost | 無効(全てのホスト名に一致) |
Info | ディレクトリ2 |
---|---|
ServerPath | / |
VirtualHost | www.soft3304.net |
上の例では、「www.soft3304.net」にアクセスがあった場合、ディレクトリ1、ディレクトリ2共に一致します。
この場合は一致率の高い方が選ばれます。
従って、「www.soft3304.net」にアクセスがあった場合はディレクトリ2を表示し、それ以外の全てのホスト名では、ディレクトリ1を表示するようになります。
以下のような設定でバーチャルホストを運営していたとします。
Info | ディレクトリ1 |
---|---|
ServerPath | / |
VirtualHost | 無効(全てのホスト名に一致) |
Info | ディレクトリ2 |
---|---|
ServerPath | / |
VirtualHost | www.soft3304.net |
Info | アイコン表示用ディレクトリ |
---|---|
ServerPath | /icons/ |
VirtualHost | 無効(全てのホスト名に一致) |
上の例では、「www.soft3304.net/icons/」にアクセスがあった場合、ディレクトリ1、ディレクトリ2、ディレクトリ3共に一致します。
この場合は、パスが最も一致する物が選ばれます。
従って、「www.soft3304.net/icons/」にアクセスがあった場合はディレクトリ3を表示します。